現状はPOLOで書類による認証を行い、その後はPOEAの認定を受けるために書類をフィリピンへ郵送する必要がありましたが、今後はフィリピン労働者事務所にて直接認定されるようになるとのことです。
今までPOEAの認定に1ヶ月前後を要していましたが、これが一本化されるとなると認定までの期間が短くなる可能性があります。「POLOの認定に1ヶ月+POEAの認定に1ヶ月」が「MWOの認定に2か月」に変更されないことを祈るばかりです。
今のところ、公式HPの書式にもPOLOやPOEAの文言がMWOに変更されていることを除き、特段手続き内容がガラリと変わっているなんてことはありません。発表を待つのみです。
MWOでは段階的にデジタル化へ移行すると発表しています。
具体的な発表はありませんが、今後は「MWOの認定後24時間以内に在留資格認定証明書と求人依頼書を送信する」というような時間的な制約も考えられます。
書類のやり取りをFAXで行われているような企業においては、フィリピン人雇用のためには一定のデジタル化が必須となりますので、ハードルがさらに上がるものと予想されます。
これまでは大量の英文の申請書に苦しめられてきた企業様も多かったことでしょう。
今回の発表では提出書類を協定書または委任状、業務請負契約書、求人依頼書と基礎となる雇用条件書の4つに簡素化するとされています。
また、これまでは英文の書面しかなかったものが、公式HPから日本語翻訳のものもダウンロードできるようになるとのことです。(2023年3月13日現在時点ではまだ更新がありません。)
現時点POLOの申請において、書式の中の文言の変更以外に目立った変更はありません。
しばらくは現状のまま、申請プロセスが続行されるものと考えられます。
申請が進行中の企業様におかれましては、システムの変更前に認証を完了されることをお勧めします。
また、フィリピン人雇用のネックとなっている人材紹介料については引き続き発生する旨の発表がありましたので、ここについては引き続き継続されます。
変更内容の詳細の発表がありましたら、更新させていただきます。