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熱中症対策と外国人雇用について

梅雨が明け、連日異例の酷暑が続いております。

建設や農業など屋外での就労を主とする業務に従事されている労働者の方々は体調管理に十分にお気を付けください。

本日は外国人を雇用する企業様に熱中症対策についてお伝えいたします。

安全衛生と労災防止

事業主は労働者が安全で健康的に労働することができる環境を整備する義務があります。

もちろん労働者側も安全衛生には配慮する必要がありますが、外国人の場合は日本人に比べて意思疎通が難しい場合があり、熱中症のリスクは高くなるといえます。

労災といって想像するのは転落や転倒かもしれませんが、熱中症ももちろん労災に該当します。

熱中症対策の3つのポイント

①水分・塩分はこまめに補給

水分だけでなく塩分も忘れずにこまめに補給するよう従業員にアナウンスしましょう。

②涼しいところで休憩

日陰のないところで休憩…なんて現状ありませんか?休憩中に体を休めることはとても重要です。

③「おかしいな?」と思ったらすぐ報告

自分の体調に異変を感じた場合だけでなく、体調不良者を確認したときには管理者に報告するように事前に伝えておく必要があります。

また、うまく意思を伝えられない外国人のために指差し確認ができる表を準備しておくことも対策になります。

(その他言語での表示はこちらから。)

それでも熱中症を発症してしまうこともあります。その場合は

応急手当てのポイント

①涼しい場所に移動させる

この時に絶対に一人にさせないことが重要です。

②衣服をゆるめる

③スポーツ飲料で水分補給

水よりもスポーツドリンクのほうが効果的です。

④体を冷やす

首やわきの下、太ももにある太い血管、手足を冷やしてください。

最後に

労務災害は防止と素早い対応が重要になります。

熱中症は死亡事故にもつながることがありますので十分な注意が必要です。

改めて職場環境を見直してみてください。

参考:厚生労働省「まんがでわかる安全衛生と労災防止の基本」

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